意外と知らない?!美肌を左右する「キメ」の正体

肌の美しさを示す言葉として、「キメが細かい」「キメが整っている」という言い方をしますね。
でもキメって何だろう?
細かいのと整ってるのって、違うの?
今日は、そんなキメにまつわるスキンケア知識をお伝えします。

 

肌のキメとは、肌表面にある皮溝(ひこう)と呼ばれる溝と、皮丘(ひきゅう)と呼ばれるふくらみ部分が作り出す、三角形や四角形の形全体のこと。

 

手の甲などをじっと見てみるとわかりますが、細かな溝が走って、肌表面にたくさんの三角や四角ができていますよね。
これがキメ。
この三角四角が小さいことを、「キメが細かい」と表現します。

キメ細かい肌というと、なめらかで毛穴の目立たない美肌をイメージしますよね。
でも…残念なことにキメの細かさというのは生まれながらに決まっています。
骨の太さを自分で変えられないのと同じで、スキンケアで大きくなったり小さくなったりするものではないんです。
では、スキンケアでキメを整えることなんて出来ないの!?と不安になってしまうかもしれませんが、ご心配なく!

 

キメの美しさを決めるのは、キメの凹凸状態なんです。
キメの整った肌は、溝が狭くて凹凸が少なく、きれいな三角形が並んでいます。
肌表面が均一に光を跳ね返すので、透明感がありムラのない肌に見えます。
キメの乱れた肌は凹凸が激しく、形もバラバラ…。
光が当たってもバラバラな方向に跳ね返してしまうため、ムラやくすみも目立つ肌に。

レンガ壁に例えてみましょう。
キメの整った肌は、レンガの大きさが均一で、欠けることなくきれいに並んでいます。
反対にキメが乱れた肌は、レンガの大きさが不揃いで、所によっては欠けているような状態。
レンガの大きさが同じかどうか、並べ方がきれいかどうかで、仕上がりにはだいぶ差が出ることがイメージできますよね。
レンガのサイズ自体はあまり関係ありません。

 

お肌のキメもこれと同じことが言えるんです。
では、キメの整った肌と粗い肌、その違いを生んでいるのは何でしょう?

 

大きく影響しているのは水分量。
水分をたっぷり含んだお肌は、皮丘がふっくらとして表面もなめらか。
逆に乾燥したお肌は、皮丘がしぼんでガタガタです。
キメの美しさは毛穴にも影響しています。
お肌がふっくらしている状態だと毛穴は目立ちません。
皮丘がしぼんでいると毛穴の周囲が落ち込んで溝が深くなるため、毛穴が目立って見えてしまいます。

 

肌のキメを整えることは、そのまま毛穴ケアにもなるんですね。
今の季節は、特に肌の潤いが奪われやすい時。
しっかり保湿して、キメの整った陶器肌を目指しましょう!

 

 

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