【スキンケア大学】第16回 女性ホルモン力アップ!毎食大豆のススメ

何となくだるい、貧血気味で顔色がイマイチ、月経リズムも乱れている…、そんな症状の時は、卵巣や卵管を含めた子宮まわりの働きがダウンしてしまっているかも…
食材や食べ方、食べ物に対する意識をちょっと変えるだけで、体は変化します。
今回は、女性ホルモンをアップする食べ物、中でも代表格の大豆についてお話します。

女性ホルモンのエストロゲンとよく似た構造を持つ大豆イソフラボン。食事で吸収された大豆イソフラボンが血中に入ると、体はエストロゲンと感知するようです。
上が植物から採取したイソフラボンの化学式で、下はエストロゲンの化学式です。
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2つを比べると、似ていることが分かりますね。イソフラボンを摂取することで、年齢とともに減少するエストロゲンを補ってくれるのです。
そんな大豆イソフラボンの力を絶えず体内でキープするには、1日2回、朝と夜に食べるのがポイントです。大豆を食べて体内に吸収されたイソフラボンは6時間?8時間ほどで半減します。朝食と夕食など、時間をあけて大豆食品を補うと、効果が長く続き理想的。
そこでイソフラボンを常に体の中に保つため、朝「豆乳」、夜「納豆」の1日2回の大豆食をお薦めします。
豆乳なら、忙しい朝も手軽に摂れて胃にも優しく、他の大豆食品と比べてイソフラボンの体内への吸収が早いようです。夕食には発酵食品の機能性を持つ納豆を。夕食なら臭いも気にならず、食物繊維を多く含むので、食後の血糖値の上昇も緩やかになります。
大豆には、肌の再生に必要なたんぱく質や抗酸化作用をもつサポニンも豊富。朝豆乳&夜納豆を続けると肥満改善効果も期待できそう。これらの効果を期待するには、豆乳なら1本200ml、納豆なら1パック50gが目安です。
次回は、大豆の効果についてさらにご紹介いたしますね!

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