【スキンケア大学】第13回 大人ニキビの原因はホルモンバランスの乱れ?!

今回のテーマは「大人ニキビ」。
毛の根元の脂腺がつまり、毛穴に皮脂がたまったところに更に皮脂が分泌されると、その皮脂を栄養にしてアクネ菌が増殖して炎症がおこるのがニキビです。
皮脂の分泌が増えたり、皮脂の出口の毛穴がふさがることでできますが、大人ニキビができるのにはホルモンも大きく影響しています。

皮脂の分泌を盛んにするのは男性ホルモンですが、女性ホルモンの一つ、黄体ホルモン(プロゲステロン)にも男性ホルモンに似た働きがあり、皮脂を増やし、角質層を厚くします。
ホルモンバランスが乱れることで、皮脂が過剰分泌の状態となり、アクネ菌が増殖しやすい肌環境を作ってしまうのです。
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大人ニキビが働き盛りの女性によく見られるのは、ストレスや睡眠不足、偏った食生活によって引き起こされるホルモンバランスの乱れが大きな原因になっていることも。
また、大人ニキビは肌の洗い過ぎも原因の一つ。皮脂には、細菌や病原菌といった有害物質から皮膚を守ってくれる働きがあるので、洗い過ぎて皮脂を取り過ぎてしまい、トラブルを起こす原因になってしまうようですね。
一度できるとなかなか治らない大人ニキビ。
メカニズムを知って、効果的な対策をしていきたいですね。

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