【スキンケア大学】 第11回 大人の肌乾燥は婦人科の領域かも!?

現在、スキンケア大学に女性ホルモン美容研究家としてコラムを連載しております。
こちらのコーナーでも、コラムの内容をご紹介!
今回のテーマは、女性ホルモンの影響で現れる美容トラブル「乾燥」についてです。
秋冬に肌が乾燥するのは、空気が乾燥するから?
いえ、それは女性ホルモンの乱れ・低下が関係しているかもしれません。


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思春期にさしかかると、女性ホルモンが徐々に増え、ピークの20?30代は体型も女性らしく肌にもふっくらうるおいがあります。それが30代後半から40代になると女性ホルモンの減少に伴って、急激にハリがなくなり、たるみが出て、乾燥もしやすくなります。
これは、女性の美を司るホルモン、エストロゲンの低下により、肌の弾力性を保っているコラーゲンやエラスチンと呼ばれる繊維の量が急激に少なくなることが原因です。
コラーゲン・エラスチンの減少の影響で、皮膚が薄くなり、弾力性が低下してしまうのです。
ちなみに、閉経するとコラーゲンは30%も減ると言われています。
また、皮膚の潤いを保ち、皮膚や水分を補給する皮脂腺の働きも低下するため、皮脂量が減少。
さらに、水分を保持するヒアルロン酸も少なくなり、水分蒸発量が増えてしまいます。
肌が変わった、と感じる裏では、女性ホルモンの減少が大きく影響しているのです。
大人の乾燥肌は、皮膚科だけでなく、婦人科にも相談に行った方がいいかもしれませんね。

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