知らないうちに肌の善玉菌を除菌しているって、どういうこと?

梅雨から夏にかけて、カビや食中毒などの「菌」への意識が高まる時期ですよね。

 

ホームセンターなどには、様々な除菌グッズが並び、CMでも除菌、除菌・・・。
清潔に越したことはないですが、ちょっと行き過ぎに感じることも!?
今日はそんな「菌」についてフォーカスしてみたいと思います。

 

実は、私たちの皮膚にも菌が住んでいることをご存知でしょうか!?
善玉菌であるそれらは、皮膚の健康維持に役立っているのです。

 

その種類は約200、数にすると1平方メートルあたりおよそ20万個。

 

皮膚の表面の脂質や角質のはがれたものなどをエサにしています。
これらの菌は、お互いのバランスを保つことで、外部の刺激や細菌から肌を守る役割を果たしており、肌のガードマンのような存在なのです。

 

もし、このガードマンがいなくなったら、肌はどうなるのでしょうか?
ニキビ・吹き出物の原因となるアクネ菌などの悪玉菌が繁殖しやすくなったり、紫外線や乾燥といった外からの刺激をダイレクトに受けることになります。

 

ところが、知らず知らずのうちに、このガードマン菌を”除菌”してしまっていることも。

 

その主な原因が洗い過ぎ。
肌にとって必要な皮脂まで洗い流してしまうことで、菌のエサとなる皮脂が減少して菌が生きられなくなってしまうのです。

 

洗浄力の強いクレンジングを使ったり、W洗顔で肌に負担を掛けたりしてしまうと、皮脂環境が乱れてしまいます。

 

しかも、その状況が長く続くと、皮脂を分泌する皮脂腺の機能が低下し、慢性的にガードマン菌不在の状態を招いて、肌質が弱肌・敏感肌に変わってしまうこともあるので要注意!

 

特に気を付けたいのが、大人ニキビ対策。
余分な汚れ・皮脂を毛穴から取り除かなきゃ!と、ごしごし念入りに洗うのは、むしろ逆効果です。

 

年齢とともに皮脂の分泌が減っている中で、更に皮脂を取り去るのは肌トラブルを助長させることに。
大人肌にニキビ・吹き出物が出来たときは、むしろ洗い過ぎていないか、普段の洗顔を見直してみましょう。

 

 

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