ホルモンバランスが乱れた時、体では何が起こっているの?

こんにちは、シンリーボーテスタッフのタカ子です。

女性の体内にはエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンがあり、この2つのホルモンの分泌バランスが絶えず変化しています。
このバランスが乱れてしまうことを「ホルモンバランスの乱れ」「ホルモンバランスが崩れる」などと呼んでいますが、この時、体の中では具体的にどんなことが起こっているんでしょう?


それを知るには、まずホルモンが分泌される仕組みから理解していきましょう。

女性ホルモンが分泌される場所は卵巣です。
でも、女性ホルモンの分泌をコントロールしている場所は卵巣ではなく、脳。
簡単に言うと、脳からの命令を受けて、卵巣から女性ホルモンが分泌される、ということですね。
では、この脳の働きをもう少し詳しく見ていきます。
卵巣から分泌された女性ホルモンは血中に混じって脳にも到達します。
このホルモン量をチェックしているのが、脳にある視床下部という部分。
体内のホルモン量の変化を常に観測して、いつどのホルモンを出せばいいかという命令をコントロールしている司令塔です。
ホルモンの分泌を調整する時、視床下部はまず脳下垂体という、同じく脳内にある場所に命令を出します。
そして、脳下垂体から卵巣へと命令が渡り、女性ホルモンが分泌されるという仕組み。
つまり、女性ホルモンの分泌は、視床下部→脳下垂体→卵巣、というバトンリレーでコントロールされているんですね。
女性ホルモンバランスが乱れるというのは、このバトンリレーのどこかがうまく働いていないということ。
脳から発せられた命令が正しく卵巣まで伝達されず、ホルモンの正しい分泌が滞っているということなんです。
視床下部は女性ホルモンと同時に自律神経も司っています。
ですから、身体的なものだけでなく、自律神経に影響を与える精神的なストレスも、視床下部の働きに影響を与え、ひいては女性ホルモンバランスにも影響してきます。
女性の心と体が密接に関係しているのは、こうした理由があるからなんですね。
バトンリレーのどこに異常が出ているのかは、検査をしないとわかりません。
婦人科などのクリニックで行っている女性ホルモン検査では、採血による検査で女性ホルモン量を測ってもらえます。
シンリーボーテ開発のきっかけも、実はこの女性ホルモン検査でした。
何をしてもよくならない肌荒れを経験したシンリー社長が婦人科を訪ねると、なんと男性以下にまで女性ホルモン値が低下していることが発覚!
それが女性ホルモンと肌との関係を知るきっかけとなり、シンリーボーテを開発するきっかけになったんですよ。
自分の体の状態を正しく知ることは、健康な心身に欠かせません。
もし何か不調を抱えていて心配な方は、女性ホルモン検査という方法があることも、覚えておいてくださいね。
« »

 

バックナンバー